プリズムのホットな話題をお届けします。
No.231 ひな壇飾り
2018/2/25
今年も、端午の節句を前に、プリズムのフロントに「ひな壇」を飾り付けました。このひな壇は、住民の方が寄付してくれたものですが、立派な「七段飾り」です。親王(男雛、女雛)、三人官女、五人囃子、随臣(ずいじん)、仕丁(しちょう)が揃っていて、写真映えするのか、このひな壇を前に、毎年、記念写真を撮影する人も多くいます。
この「七段飾り」、自宅に飾る人は少数派になっているようなので、特に若い人たちは意味を理解している人も少ないかもしれません。少し説明しますと、雛人形は、1段目の男雛(おびな)と女雛(めびな)の結婚式の様子を表したもので、雛壇に飾るときの配置や向きにも決まりがあります。2段目の三人官女は、お祝いの席で、食事の世話をしている様子を表しています。3段目の五人囃子は、謡(うたい)、笛、小鼓、大鼓、太鼓を持っています。お内裏様の前で演奏して、結婚式のお祝いをしているのを表しています。4段目の随臣は、向かって右側が左大臣(老人)、左側が右大臣(若者)で、ボディガードとしてお内裏様(男雛、女雛)を守る役割を果たしています。5段目の仕丁は、立傘(たちがさ)、沓台(くつだい)、台笠(だいがさ)を持っていて、それぞれ笑った顔、泣いた顔、怒った顔をしています。6段目と7段目は嫁入り道具を表しています。
女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」。プリズムでは、この時期に、女の子限定で「雛あられ」も配布しています。もちろん、端午の節句には男の子限定でお菓子を配布していますよ。プリズムでは、日本の年中行事を伝える活動を通して、子供たちに少しでも良い思い出を作ってくれることを願っています。