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No.235 防災訓練(2)
2018/3/24
避難が終わって消防署の方の講評を頂いた後に、各種実演・体験を実施しました。毎回行っている「救命訓練」、「水消火器体験」、「ホイストクレーン実演」などのほかに、今回は、新たな試みとして「バルコニー隔壁板蹴破り体験」がありました。
「バルコニー隔壁板」は、火災などの災害時に、玄関から逃げられないときの大切な避難路としての役目があります。確かに、隔壁板には、「非常時にはここを破って隣戸へ避難できます」と書いてあります。ただ、本当に破れるのか、女性や小さな子供でも簡単に破って脱出することができるのか、やってみないとわかりません。今回は、隔壁板をレンタルし、消防署のご協力のもと、住民の方々に体験してもらいました。体験して頂いたのは、小学生の男の子と女の子、お年寄り、の方々です。皆さんに足で蹴破ってもらったところ、見事、全員2、3蹴って破ることができました。感想を聞いてみると、「思ったよりも力が必要で足が痛くなった」とのことでした。やはり、実際に体験することは必要だと感じました。
そのあと、エレベーターが停止した想定で、水などの重量物を高層階まで持ち上げる小型のホイストクレーンのデモも行いました。毎年行っているので、設置から実演まで非常にスムーズに行われ、11階までの「持ち上げ」も段取り良く進みました。これら訓練や実演はとても地道ですが、この積み重ねが“いざ”という時に必ず役に立つと考えています。継続は大きな力なりですね。