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No.236 防災訓練(3)
2018/4/1
今回の防災訓練では、先に紹介した「バルコニー隔壁板蹴破り体験」のほかに、「避難梯子実演」も新たな試みとして行われました。
「避難梯子」は、通常は角住戸に設置されていますが、「バルコニー隔壁板」と同様に、火災などの災害時に、玄関から逃げられないときの大切な避難路としての役目があります。この「避難梯子」も、使用した人はほとんどいませんから、使い方を知らない人も多いでしょう。今回は、プリズム2階の住人の協力を得て、どのように使うのか、本当に使えるのかを確かめるために実演しました。2階の避難ハッチを開けて、ハシゴの留め具を外すと、金属製の避難梯子が降下してきます。ハッチの大きさは大人が一人通れる程度で、大きな荷物を持って降りるのは厳しいようです。
実際に、2階の住人の方に降りてもらいましたが、梯子が非常用ですので、履物はサンダルよりはスニーカーなどの靴がよさそうでした。見学者の中には、避難梯子を初めて見る人も多く、「とても参考になった」という意見も多く聞かれました。地震や火災などの“いざ”というとき、冷静に行動できる人は少ないと思います。ただ、訓練を重ねることが、“いざ”という時に、自分たちの身を守ることにつながると強く思います。プリズムでは、今後も、防災訓練を通じて、防災の質や設備の拡充を段階的に推進していきます。