プリズムのホットな話題をお届けします。
No.307 AEDあります
2019/10/12
プリズムには「AED」(自動体外式除細動器)が設置されています。住民が救急時にすぐに持っていけるよう、フロント近くのわかりやすい場所にあります。AEDは、いざという時に使えないと困るので、日常点検が欠かせません。その点は、プリズムでは管理人さんが請け負ってくれているので安心です。
心停止は国内における主な死亡原因のひとつで、1日に約200人が心肺停止によって救急搬送されているといわれています。そして、この心肺停止は、事前の症状や徴候なしに突然発生するケース少なくなく、若い人を含めて、いつ誰に起きるかわからないのが恐ろしいところです。先日の新聞報道によると、この心肺停止は65%が自宅で起き、市街地など公共の場での場合に比べて死亡率が高いとの調査結果が発表されました。報道によると、「心停止事例約33万件を分析したところ、64・9%にあたる約21万2千件が自宅(戸建て約18万6千件、集合住宅約2万6千件)で起きていた。自宅で倒れた場合、1カ月後の生存率は3・4%で、大きな後遺症なく社会復帰できたのは1・4%だった。チームが同じ統計をもとに別途分析したところ、職場やスポーツ施設など公共の場で倒れた場合の同様の生存率は19・7%、社会復帰率は13・8%だった。」とのことです。平均年齢などが異なるので単純比較はできないようですが、自宅で倒れた場合、AEDが使われないケースがほとんどのようで、「自宅で救える命」への取り組みの重要性が示された、とのことでした。
プリズムでは、年一回の防災訓練の日に、AEDを用いた心肺蘇生訓練を行っています。住民の多くが積極的に参加し、心臓マッサージ、人工呼吸、AEDの使い方などを消防署の方の指導のもとに皆で学んでいます。いつ誰に起こるかわからない心肺停止。救急隊が来るまでの一刻も早い対処によって、命が救え、後遺症を残さない確率もぐっと高くなります。最近では、個人でAEDを所有している方もいるようですが、プリズムのような大規模マンションであれば、個人負担も少なくて済み、管理もしてくれます。住民の皆さん、いざというとき、ぜひ、AEDを積極的に使いましょう。そして救える命を救いましょう。